設立趣意書
21世紀を迎えるにあたり、時代は明らかに市民の自立性が高い社会の形成に向けて動いています。その要因のひとつとして特定非営利活動促進法が施行され、福祉、環境、人権、国際協力、まちづくりなど様々な分野で活動する市民団体が法人格を取得する道が開かれ、さらなる活動の発展が期待されています。
一方行政においては、分権一括法や介護保険法の制定などにより分権化が進み、自治体による政策開発が試行されようとしています。その実現には行政・政治情報の公開や市民の参加なくしては成立しないものと考えます。
しかし、いまだ不十分なしくみや活動条件のもとでは、市民社会の多様で重層的な市民活動の政策テーマとその解決方法を促進する手法が重要であり、そこで私たちは「特定非営利活動法人 市民がつくる政策調査会」を設立しようと決意しました。
「特定非営利活動法人 市民がつくる政策調査会」の主要な活動は、市民が市民生活や市民活動から生まれてくる諸問題を整理し、その課題の有効な解決策を模索して政策立案することを支援します。そのために市民政策テーマごとに各種プロジェクトチームを設置し調査・研究活動を行い市民政策形成に寄与したいと考えております。
このような市民による政策形成活動が振興することにより、市民社会で参加型の問題解決力が高まり、未来への責任を拓く主体が生まれ、新たな市民社会の成熟に向けた推進力となることと考えます。
それゆえに、多くの市民・団体の参加により「特定非営利活動法人 市民がつくる政策調査会」を設立し、活動していきたいと思います。
特定非営利活動法人 市民がつくる政策調査会 設立者
池田 敦子、石毛 えい子、五辻 活、緒形 昭義、小笠原 照也、奥津 茂樹、
金 政玉、栗木 黛子、小塚 尚男、後藤 仁、小林 郁子、小林 俊子、小林 道弘、
須田 春海、高木 浩司、高橋 仁、竹村 泰子、辻 利夫、坪郷 實、原口 一博、
樋口 恵子、樋口 蓉子、福山 哲郎、藤原 慎一郎、本間 恵、前川 実、
山井 和則、横田 克巳、又木 京子